子育て

赤ちゃん返りの対処法

2人目が生まれると、上の子が赤ちゃん返りをして対応に困ることがあります。赤ちゃんのお世話で睡眠不足の中、赤ちゃん帰りをしてしまう上の子にわが子ながらうんざり。イライラしてしまって悪循環になってしまうこともあるでしょう。

我が家も長女が3歳5ヶ月の時に次女が産まれました。産まれてから、長女の赤ちゃん返りが始まりました。長女が赤ちゃん返りをしたのには理由がありました。今回はその理由と、対処法を経験を交えてお伝えしようと思います。

赤ちゃん返りとは?

赤ちゃん返りとは、今まで出来ていたことを「できない」「やって」といい、甘えてくるのとです。赤ちゃんの真似をしてくることもあります。

長女の赤ちゃん返り

赤ちゃんが産まれて、しばらくすると、今までできていたお着替えやご飯を食べるのも靴を脱ぐことなど、身の回りのお世話のほとんどを「できないからやって」と言うようになりました。

口の周りにご飯をいっぱいつけて、「ママ、取って〜と言っています。」

長女が赤ちゃん返りした時の私の気持ち

赤ちゃんがすごい勢いで泣いている時に、赤ちゃん返りされるとすごくイライラしました。この時の私の気持ちは、

  • 産後身体中痛い&寝不足で辛いから、少しでも自分で自分のことはやってほしい
  • 何でもかんでもやってあげていると、何もできない子になるのでは?
  • 赤ちゃん泣いてるから少し空気読んで~
  • 時間ない時に甘えられるとイライラする

こんな感じでした(^_^;)

体調の面でも精神面でも産後のホルモンの関係なのか、めちゃくちゃイライラしていました。

特に産後は身体的にも辛く、自分でできる事はやってほしい、そんな気持ちが強かったと思います。

甘やかしすぎたらダメなのでは?と思い、「自分でできる事はして!」と言ったこともあります。

忙しいときは、「何でできないの?ママ今忙しいよ?」と言ってしまっていました。

赤ちゃん返りの甘えを受け止めなかった結果。

長女の赤ちゃん返りはさらにヒートアップしていきました。

さらに保育園に行きたがらず、保育園についてから1時間はママから離れない。 次女を叩く、蹴る、噛む。

お風呂は絶対ママと。パパは嫌。何をするにもママママママママママママママ!!!!

毎日が本当に大変でした(;_;)

赤ちゃん返りの対応

そんな毎日を過ごしていて、私も精神的にもすごく辛くなってしまった時、長女に、

「ママのこと大好き」

とふと言われました。この時ハッと気付きました。

この子は私の愛情を確認しているのではないか。次女が生まれて、愛情が次女に向いてしまったのではないかとすごく不安な気持ちになっているのでは。

つまり、できることを出来ないと言って、ママにお世話してもらうことで愛情を確認しているのではないか。

それなのに突き放してしまうと、余計不安な気持ちになってしまうよね…

こんなに毎日イライラしている私に、大好きって伝えてきた娘の気持ちを考えると涙が止まらなくなりました。

「ごめんな、ママも大好きやで」と伝えて、ぎゅっとした時の長女の笑顔が忘れられません。

その日から長女の甘えは出来るだけ応えるようにしました。

もちろん、お菓子、おもちゃ買ってなどの要望など、答えられないものもありましたが、

靴履かせて、服着させて、お箸落とした、食べさせて、飲ませて、などには「いいよ!」と言って答えました。

それに加えて、長女ちゃん大好き、長女ちゃんかわいい、などなど褒めたり愛情を伝えたりする努力をしました。

どうして赤ちゃん返りをするのか

多分、本人は自分でしなくちゃいけないって言うのは分かっていたと思います。

ただ本当にママに甘えたかっただけなんです。

長女の変化

これを毎日毎日続けていくと、長女は少しづつ変わってきました。

保育園にも行けるようになったし、妹にあまりいじわるしなくなりました。

そして、お手伝いをしてくれたり、自分で出来ることをしてくれたり。

心の中のコップの中に愛情が入るとするならば、

次女が産まれてから長女のコップの中身は少しずつ減ってきていて、それを補うようにママに甘えて愛情確認したり、次女のコップの中の愛情を横取り(次女をいじめる)したりしたんだと思います。

もし、コップの中にこぼれるほどの愛情で満たされていたら、その愛情を誰かにお裾分けしたいと思うようになると思います。

きっと長女の甘えに応える事で、甘やかしすぎになる事はないのではないかと思っています。

こぼれるほどの愛情を誰かにお裾分けできるように、長女のコップの中に沢山の愛情を満たしてあげたいとおもいます。

ママはダメだと責める前に

私に余裕がなかった時、こっそり1人でチョコレートを持って別室で長女と離れてイライラを落ち着けようと休憩していた時があったんです。

そのあと、少し落ち着いて、部屋に戻り何食わぬ顔で家事の続きをしていると長女に、

「ママ、ゆらゆらしとったん?」と言われました。笑

イライラをゆらゆらと思っている長女が微笑ましくて、笑ってしまいました。

そして子供は私のことをよく見ているな~と思いました。

これからはイライラしたら、ゆらゆらしながらチョコレートを食べたいと思います。笑笑

どうしても辛くなった時は無理せずゆっくり自分の心を落ち着けることが先決だと思っています。

さっき話した心のコップ、もちろんママの心の中にもあります。

心のコップが満たされている時には優しい気持ちになれるものです。

ママも人間。自分を大切にして、楽な気持ちで子育てできたらいいなと思います。