仕事と家庭の両立に悩むことは子育てを経験したことのある人なら誰しも通る道ですよね。私は約10年看護師として務めた職場を退職し、ゆるく続けられる職場を選択し今は子育ての時間を大切に過ごしています。
そんな私が今の生活を送るまでにどんなステップを踏んできたのかお伝えします。
この記事では
- 仕事がしんどくてつい子供に当たってしまう方
- 毎日がたのしくないと思ってしまう方
- 旦那さんから家事・育児の協力を得られず喧嘩ばかりしている方
に向けて、私の体験談を紹介します。
子育て中の仕事がつらいと感じる理由
子育てと仕事の両立がつらいと感じる理由として、
- 残業が多い
- 子供の急な体調不良で仕事ができない
- 習い事も制限され、こどもと一緒に過ごす時間の減少
- 仕事、育児に加えて家事もこなさなければいけないため体力がいる
などが考えられます。
この章では4歳と1歳の子供二人を育児しながら、看護師として週5日で短時間勤務をしていた当時の私が、負担に感じていたことをお伝えします。
何にどれくらいの負担を感じることは人それぞれですが、自分にとってちょうどいい働き方をする方法は何かを考えるための参考してくださいね。
残業が多いため子供のお迎え時間が遅くなる
残業が日常的にある場合は、仕事への負担が大きいかもしれません。
看護師の残業は予測できないものが多く、早く帰るつもりでもそうはいかないことがありました。
また、子供のお迎えの時間を気にして、患者さんとしっかり関われないというジレンマとも格闘していました。
子供たちもお迎えの時間が遅くなるにつれて、「〇〇ちゃんのママはもう迎えに来たのに・・・」と、寂しい気持ちになってしまいます。
4歳の長女は私の残業が続いたことによって、お迎えに行った時には涙があふれそうな目でぎゅっとしがみつく仕草をみせて、ついには「今日は保育園行きたくない。おうちでママと一緒に過ごしたい。」と、登園渋りをするようになりました。
ゆっくり関われない患者さんに対しても、たくさん寂しい思いをさせている子供に対しても自分の中でとても葛藤していたポイントでした。
子供の急な体調不良でも休みづらい
子供の体調不良は急にやってくるものです。朝元気に登園したはずなのに、勤務中に保育園から電話がかかってくる・・・なんてことは特に保育園に行き始めたころには日常茶飯事でした。月の半分も仕事にいけないことも。
「ママは1人しかいないんだから子供を優先してね」と快く勤務を代わってくれる方もみえましたが、途中で仕事を抜けたり、仕事をお休みする場合、同僚の方には私の分の仕事を押し付けてしまう分とても申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
しかし、子供の体調不良はママの気持ちをよそに、突然かつ頻回に、時には連続しておこるものです。これが1日だけではなく、何回も、もしくは連続して勤務交代をしなくてはいけないようになると、時には悪口や陰口をいわれたりすることもあります。
そうすると少しでも早く出勤するように、病み上がりの子供を保育園にあずけることになります。勤務中もずっと子供の体調のことが頭をよぎり、仕事のパフォーマンスも低下します。ミスも頻発し、同僚との関係性にも影響したりと、さらに仕事へのストレスはたまる一方でした。
子供との時間が少なくなり、子供に影響が出る
仕事をしていると必然的に子供との時間は減少します。
あなたの子供はどちらのタイプ?
- 外でも素の自分をだして、家でも変わらないタイプ
- 外ではすごく気を使っていい子を演じてしまい、家に帰るととても疲れてしまうタイプ
うちの娘は後者のタイプでした。私の子供は外ではすごく頑張る、いわゆる「いい子ちゃんタイプ」で、仕事で疲れた私と、保育園で疲れた娘とは本当に相性が合わず、私のイライラは増すばかり。子供も思い通りにならなくてわがまま言いまくり、暴れまくりで手に負えない状況が続きました。
また、年中クラスになると習い事に行き始めるお友達もちらほら出てきましたが、うちはお迎えができないため行かせることができませんでした。
仕事と育児に加えて家事の負担が大きく体力がいる
仕事でへとへとになって帰宅すると、山積みになった洗濯物の山や朝のそのままの食器や髪の毛まみれの床が目に入ります。
うちは旦那の帰りが遅いため、疲れた体を奮い立たせて家事をやっつけようとしますが、泣きじゃくる娘が抱っこをせがみに来ます。必死に家事を終えて子供たちとご飯を食べ、お風呂に入り、就寝、と戦いのような毎日。疲労もたまっていきます。
もちろんすべて家事をこなせない日もあります。旦那ともどちらが残った家事をするのか、にらめっこ押し付け合いっこで喧嘩も頻発していました。
やはり、疲労感マックスで仕事はたくさん蓄積し、しなくてはいけないことが目に見えて山積みの状態では精神面でも悪影響ですよね。どんどんストレスはたまる一方です。
私が選択したこと
そこで私が選択した生き方はこちらです。
- 仕事での負担を減らし、家庭での時間を大切にする
- 子供とかかわる時間を増やす
- 旦那を尊重し、家庭での家事を担う
ゆるく働いて家事育児も両立し、ストレスなく笑顔で暮らすことを最優先しました。余裕があるとイライラすることも少なくなり、ストレスも激減。子供たちも笑顔で過ごし、旦那を尊重するようなかかわり方ができるようになりました。結果とても仲良しな家族になり全員がハッピーになりました。
旦那が家事をしないことに対しても考え方が変わりました。旦那も遅くまで仕事を頑張ってきてくれている。私も家でできる仕事をして旦那のサポートをしよう、と。
あんなに旦那と家事をどちらがするのかにらめっこしていた私が、こんな考え方に変わるとは思ってもみなかったのですが、心に余裕があるということは不思議なもので、逆に旦那がお皿を洗ってくれた日には感謝の気持ちでたくさん!関係性はとっても良好になりました。
デメリットは1つだけ。やっぱりゆるく働くと給料は下がりますね。それでも全員がハッピーで暮らせているのが何よりなので私はこの生活を選択してよかったと感じています。
結論
もし家事、育児、仕事の両立に悩み、毎日をイライラして余裕なく過ごしているのであれば、働き方を変えて心の余裕を保つといいかもしれません。
きっと振り返ってみると子育ての時間はあっという間に終わってしまうでしょう。その時間を有意義につかいたいですね。
この記事がどなたかの参考になれば幸いです。